個人事業主になるメリットとして一番大きなものに、働く時間を自由に決められるが挙げられます。会社員であれば、勤務時間や休日は予め決められており、個人の裁量で変更することはできません。

しかし個人事業主であれば、自身の都合で休む日を決められ、融通を利かせた働き方が可能です。上手に働くことで、会社員よりも短い拘束時間で十分な収入を稼ぎ出すことも不可能ではありません。働く場所も自由にできることも多く、満員電車などの通勤に苦労することも少ないでしょう。

また、能力が高ければ会社員以上の収入も得られる可能性があります。会社員の場合、非常に優れた働きをして成果を上げても、その収益は会社のものであり、その会社員の収入は給料として決まった分だけで、その仕事の成果によっては特別手当が支給されることもあるかもしれませんが、大きく増減することは多くありません。

しかし個人事業主であれば、優れた働きをして得られた収益は個人事業主のものです。もちろん様々な経費などで差し引かれた分が収入となるわけですが、能力が高ければ会社員より収入が多くなる可能性があります。

また経費をうまく使えば、大きな節税ができる点も個人事業主のメリットと言えます。単純に車を買う場合でも、事業でもプライベートでも使えば、その購入費用などを必要経費として計上することができ、その分所得を減らすことができ、結果、税金や社会保険料を同程度の収入を持つ会社員よりも目減りさせることができます。